猊下の異常な愛情 または私は如何にして完全雇用などガン無視して日銀券を愛するようになったか

titleはhimaginaryさんのentryのcomment欄を見て思いついたネタですw。
法皇猊下WBSで御託宣を下されたので、それについて資料をまとめておく。WBSではcutされたが翌日の日経CNBCでは放映された部分については、文字おこしをしておく。
まず、YouTubeにupされてたWBSの動画。



文字おこしや抜粋については以下が見つかった。
ワールドビジネスサテライト,12/21,白川総裁インタビュー1
ワールドビジネスサテライト,12/21,白川総裁インタビュー2
ワールドビジネスサテライト,12/21,白川総裁インタビュー3
日銀総裁、白川方明氏がWBSに出演 一部文字起こし
091221WBS白川総裁
WBSでcutされてた部分は以下。

「(法皇) 98年以前からバブル期のような未曽有の好景気を含めて海外の諸国に比べ2〜3%低い状況が続いてきました」の後…

それであのー、今のご質問なんですけれども、あのー、二つの問があるというふうに思いますけれども、一つは日本も含めて世界の物価上昇率がなぜ低下してきたのか?、ていう事と、それから、その中で日本の上昇率はなぜ海外に比べて低いのか?ていう事だと思うんです。でー、最初の世界的なインフレ低下の背景ですけれども、これはあのー、各国の中央銀行が物価安定を重視した金融政策を行って、それが成功した、ということ、それから、二つ目は中国の急速な工業化にまあ代表されますように、世界的に供給能力が拡大し、えー、コスト面から物価の低下圧力が強まった、ということだと思います。

「で、二つ目の方の、日本はなぜ低いのか〜」に続く。

「(法皇) 今後の景気については雇用規制は大きいですけども回復テンポは緩やかで且つ平坦ではないっていう風に慎重に見ております。」の後…

Q(小谷) あのー、ん、そのー、国際金融面などの動きでいきますと、どうでしょうか? 企業のマインドですね、加えて円高などもあると思うんですけれども、その点については如何ですか?

A(法皇) あのーーー、国際経済全体の動きはですね、あのー、先進国の動きと、それから新興国で多少やっぱり違ってるように思います。先進国の方は、やはりこのー、バランスシートの調整の影響が長引くな、っていう感じはあると思います。ただ、新興国については、これはあのー、この春先の予想に比べるとやはり強いな、という感じがします。やはり、あのー、インフラ需要が強い、或いは所得水準が上がっていって、えー、消費財についての需要も高まっているということがあるんでしょう。あのー、これは予想よりも強いな、という感じがします。世界経済全体の成長を考えてみますとだいたい三分の、今、一が先進国、で、三分の二を新興国が引っ張る、という形になっています。で、もちろん両方は関連してるわけですけれども、私としては、まあ、両方の要素をですね、まあ、あのー、注意深く見ていく、ていう事だと思います。

「Q(中島) 新興国の回復が予想よりも強いとおっしゃられましたが日本の輸出にも関連がある中国経済はどのように見ていますか?」に続く。

「(法皇) その上で各国が自分の国で経済や金融の安定を確保する上で何が最適かコレを判断して実行する事が大事だと思います。」の後…

あのー、政策協調という点で、あの、先般、G20の声明が発表されましたけれども、あの声明で確認された精神も、今申し上げたような事だと、いうふうに思います。

一旦区切り。

「Q(小谷) 日本経済の中長期的な活性化のためには企業・個人はどういった姿勢で臨むべきでしょうか?」の後…

A(法皇)あのー、経済が活性化する、或いは経済が成長していくっていうのは、結局は、労働とか、或いは生産設備が効率的に配分されて、生産性が上昇していくということを通じて、初めて実現すると思います。でー、生産性っていいますと何か技術って言いますか、テクノロジー、の話のように聞こえますけれども、結局は、あー、少子高齢化であるとか或いは中国の台頭とか、様々な変化に対して社会経済全体として、えー、対応していく、っていう事に規定されると思います。でー、さらに言いますと、これは、あー、個人、或いは企業がです、えー、そうした変化にどれだけ対応出来るかっていう事に、結局は生産性は規定されるんだというふうに思います。で、ご質問のその、個人や、企業にこう求められることは何かっていうことなんですけれども、

「私個人としては、チャレンジ精神が必要だと思います。先行きについて悲観的な見方が出やすい経済情勢ですので政策対応は必要ですけど悲観的にならない精神の持ちようも大事。」に続く。


以上です。