随想

2010年7月8日、日経朝刊「春秋」をちょっと改変。

ちんぷんかんぷんならぬ「ちんぷん漢語」。明治時代になって法律に難しい術語が使われだすと、世はこう言ってからかった。

(中略)

劇作家永井愛さんの「ら抜きの殺意」の中に、「所詮、どうせと言ってる限り、明るい明日は来ませんよ」というせりふがある。中央銀行の慌てぶりをみれば、「どうせお上に盾突いても……」と言ってはいられない。盾突いてこそただされる「ちんぷん金融政策」はまだいくらもあろう。

(後略)